それはほんの一瞬の出来事だったという。「15年ほど前、母が亡くなりました」と語るのはジョーダン・グラフマン氏だ。 「朝5時のバスに乗るために通りを歩いていました。前を向いて歩いているはずなのに、気が付くと視覚が広がり通りを上から見下ろしていたのです。そこにはもう一週間前に亡くなっていたはずの母らしき人の姿が見えました。ふと振り返ると、その奇妙な体験は消えてしまいました」 この一瞬の出来事がグラフマン氏の好奇心を掻き立てた。彼は認知神経学者で、シカゴ・リハビリテーション研究所で実施されている脳障害研究のディレクターを務める人物だ。
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