DNS amp攻撃では、インターネットからアクセス可能なDNSキャッシュ・サーバを踏み台にしてDDoS攻撃を仕掛ける。踏み台として利用されないためには、インターネットからキャッシュ・サーバが利用できないようにする。それにはアクセス制御を行うか、コンテンツ・サーバと分離して運用する。 解説 ●DNSサービスを使った分散サービス拒否攻撃、「DNS amp」の発生が懸念 インターネット上での名前解決サービスを提供するDNSは、インターネットにおける非常に基本的なサービスであるが、これを利用した大規模な分散サービス拒否攻撃(DDoS攻撃)の発生が懸念されている。細工したDNS要求をBOT(攻撃を行うコンピュータ)に送ると、対策の施されていないDNSサーバを“踏み台(攻撃の足がかり)”にして、攻撃対象に大量のDNSパケットが送信される。これにより、処理能力やネットワーク回線が混雑、飽和し、正常な利用
--------------------------------------------------------------------- ■技術解説:「DNS Reflector Attacks(DNSリフレクター攻撃)」について 株式会社日本レジストリサービス(JPRS) 初版作成 2013/04/18(Thu) --------------------------------------------------------------------- ▼はじめに 2013年3月16日(協定世界時)[CISCO2013]から3月下旬にかけ、迷惑メール 対策の活動を進めている国際組織The Spamhaus Projectに対する攻撃に端を 発する、大規模かつ長期間にわたる分散サービス不能(DDoS)攻撃が発生し ました。 今回の攻撃ではこれまでで最大規模となる300Gbps以上のトラフィ
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