企業が取り扱う顧客情報や機密データは、ファイアウォールで守られた社内ネットワーク内にあり、「あらかじめ定めた業務PCからのみ利用できるようにする」といった情報保護対策が、多くの企業で運用されています。 しかし、モバイルデバイスやクラウドの普及によって、企業システムも大きく様変わりし、社外からインターネットを経由して社内情報にアクセスしたり、個人所有のデバイスを利用する「BYOD」を採用する企業も珍しくありません。 また、個人で利用しているさまざまなクラウドサービスが普及する今、これを活用して業務データを社外のシステムで取り扱ってしまう「シャドー IT」に頭を悩ます声も聞こえます。こうした環境変化に伴って、ネットワークの境界に依存したセキュリティ管理ではなく、情報を扱う「人」や「データ」を中心とした柔軟なセキュリティ管理が求められています。 第6回では、この新しい考え方を踏襲した新機能を解説
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