といっても「響け!ユーフォニアム」で再確認したという話ではない。 いや、確かに上述のアニメでユーフォに興味を持ったのだが、本当にこの楽器の魅力を知ったのはオケでの起用だったりする。 オケの楽器の使い方の特徴は 「この楽器の最高の音はこれ!」 という、ある種の予定調和ありきの起用という点にある。 なので、オケでの使われ方だけを見て、その楽器の全てを知った気になるのは早計である。 しかし、オケでの使われ方を把握することで、「楽器の一番美味しい所」を再認識するにはもってこいなのである。 さて、今回聴いたのはユーフォ登場曲ではド定番と言われる、ホルスト作曲の組曲「惑星」から「火星」である。 組曲中、最も有名な「木星」に次ぐ知名度を持つ、「心太が食べたい」のリズムがキャッチーな曲だ。 例の有名なソロは、確かにユーフォの持つ暖かでまろやかな音色を良く活かしている。 これこそ、他の楽器では代わりがいない