ブログを開設したのにもかかわらず、早くもさぼっているという体たらく……。 最近、けものフレンズばっかり観てます。一見ゆるくて刺激の薄そうな中に様々な楽しむためのフックが用意されていて、ある意味作品自体がパークというか、どんな遊び方も許容するゲーム的な楽しさがあって、そこが多くの人を引き付ける要因になっているのかもしれません。 個人的には、ロードムービー的な冒険物として楽しんでいるわけですが、物語の、そして何よりもシリーズ構成の見事さに注目しつつ観ています。 けものフレンズのまず一話ごとの構成は、サーバルとかばんが出会うゲスト、基本的に二人のキャラクターを軸に進んでいきます。二人のキャラクターは違う性質を持ち、そこにかばんが人類の知恵をもたらすことでキャラクターどうしの性質が融合し、物事を解決していく――これがこの作品の基礎パターンといっていいでしょう。 この基礎パターンの高度な達成が第三話