KDDIは6月14日、首都圏で意図的に狭めていた「Sub6」の5Gエリアを拡大したと発表し、その実効速度を都内で報道陣に公開した。Sub6は5G専用に割り当てられた6GHz帯以下の周波数帯を指す。公開場所は「ザ・プリンス パークタワー東京」(東京・港区)で、屋外だ。 デモンストレーションでは、同会場をカバーするSub6の基地局の設定を変更し、出力を上げる前と後での差を比較した。出力を上げる前の速度測定結果は下りが72.6Mbps、6.10Mbpsとなった。電波の強度はマイナス110を下回り、通信速度の体感としては遅い。