SNMPはUDPで動作しますので、送信元の偽装やパケットの 中身の改ざんなどのリスクが存在します。 さらに、UDPはTCPとは違い、パケットロスしても再送する仕組みが ありませんので、信頼性という面でも問題があります。 そこで今回はSNMPのセキュリティと信頼性について書いてみたいと思います。 SNMPは「SNMPv1」「SNMPv2c」「SNMPv3」という3つのバージョンが 存在します。 (ちなみに、「SNMPv2c」の「c」はコミュニティ名をベースに認証を 実施するという意味。) バージョンによってセキュリティの仕組みが異なります。 「SNMPv1」と「SNMPv2c」はセキュリティの観点からいうと 非常に脆弱といえます。 その理由は、SNMPのパケットの中身は暗号化されているわけではなく、 パケットをキャプチャすると中身が丸見え。 下記はGetResponseをキャプチャした画像で
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