唐突だが、安部政権が就任時に打ちだした「美しい国」というスローガン、わかりやすかっただろうか? 「美しい国」という言葉の敷居そのものは低かった。美しい日本、いいよねぇ。そうだよねぇ、誰にも否定はできないからだ。内閣官房「美しい国づくり」推進室が「美しい日本の粋(すい)」というテーマで募集した「あなたが思う、日本の“らしさ”“ならでは”とは、何ですか?」を問うアンケートには2000件以上の応募があった。美しい日本とは、誰もが何らかのイメージを持てる言葉だからだ。 誰もがイメージできるだけあって、官房のアンケートには、自然(美しい山河、森、四季折々、清流・・・)、気質(思いやり、礼儀、おかげさま、調和・・・)、生活様式(お辞儀、正座、向こう三軒両隣・・・)、伝統(漫画、童謡、折り紙、和食・・・)など多くの言葉が寄せられた。 出典 http://www.kantei.go.jp/be-nippo