タグ

ブックマーク / blog.goo.ne.jp/mit_sloan (9)

  • 新しいことを始めようとするとケチつける人は世界中にいます - My Life After MIT Sloan

    研究でも、起業でも、社内での新しいプロジェクトでも、新規サービスでも、 何か新しいことを始めようとすると、外野から何かとケチがついたりする。 例えば、私が例の修士論文を書き始めた頃は、MITの先生とかは面白いと肩押ししてくれたのだが、 中には「それ、何が新しいの?そんなの10年前から言われてるよ。やる意味あるの?」と言ってくる学生もいた。 ボストンのような学術の街でもこうなんだな、というのは少し驚きだった。 私が書いたのは、コンサルファームにいるとかで、業界全体を色んな角度から良く見ているひとなら、 一度は考えたことがあるかもしれない、良く見られる業界の現象だった。 しかし、現状ではその現象に名前も付いてないし、メカニズムもちゃんと解明されてないので、ちゃんと研究する意味があると私は思ったわけだ。 で、取り組んだ結果、その分野の最先端にいる何人かの先生に、これは面白いから、修論で終わらせず

    msk
    msk 2010/05/26
  • 日本企業の苦しみを25年前から味わっていたアメリカ企業 - My Life After MIT Sloan

    先週、ボストンに住んでいる日人研究者が月一で集う異分野交流会があって、そこで講演させていただいた。 100人以上が集まる大盛況でした。 来てくださった方は当に有難うございます。 講演の内容は、大企業が、どのように新しい技術に対して、経営の舵取りをしていくべきか、というもの。 前半では、日の大企業が各分野で最近競争力を失い、シェアを減らしている、 でも実はそれは日に限らず、世界中の大企業が陥る病なのだ、と言う話。 そして後半で、イノベーションのジレンマなどの先行研究と、私の研究内容を話した。 実際、日の製造業は苦しんでいる。 講演でも紹介したように、かつてはブラウン管テレビでは世界の半分のシェアを持っていた日企業は、 薄型テレビになってから、サムスンやLGにシェアを奪われてるし、 半導体も1980年代にはDRAM世界シェア80%近くを占め、NECがNo.1だったが、ここも韓国にや

    日本企業の苦しみを25年前から味わっていたアメリカ企業 - My Life After MIT Sloan
    msk
    msk 2010/03/09
  • チームの人を活かすということ - My Life After MIT Sloan

    最近、TAをやってる授業の中間発表が近くなってきたため、学生のチームと面談をやることが増えてきた。 私が直接頼まれて相談に乗ることもあるが、大体は先生とチームとの面談に私も参加する、という感じ。 先生がチームをどう指導するかを見てると勉強になる。 昨日は、先生の指導を見ていて、ひとつはっとさせられたことがあったので、メモっておく。 起業や企業経営にも役に立つ話だと思う。 昨日面会したチームの中にひとつだけ、明らかに問題を抱えているチームがあった。 軍隊出身の真面目なアメリカ人がリーダーっぽくやってるチームなのだが、 チームメンバーの一人が忙しいことを理由にほとんどミーティングにも参加せず、貢献もしないのだという。 更に、授業で与えられた課題を元にテーマを設定したが、非常に難しく、難航しているという。 その軍隊出身のリーダーは、メンバーがちゃんと参加しないことでチームの風紀が乱れており、 そ

    msk
    msk 2010/03/07
  • バービーがコンピュータエンジニアになるのを素直に喜べない理由 - My Life After MIT Sloan

    もう一週間も前のニュースで恐縮だが、アメリカの女子用玩具であるバービー人形が、 ついにコンピュータエンジニアになったらしい。 Meet Barbie the Computer Engineer - Wired News Barbie's Next Career? Computer Engineer - NY Times Bits 実際に、女児へのアンケートでの人気職業が、コンピュータエンジニアだったことを受けて開発したらしい。 バービーは、日のリカちゃん人形みたいなもので、なる職業も女児の憧れの職業ばかりだ。 アナウンサー、モデル、女性経営者など120以上のキャリアを経て、ついに選ばれた初の技術系職業! かつては「私、数学が苦手なの (math class is tough)」などと、 ブロンド女性への偏見とも思われる発言を口にして批判されていたとは思えない、見事な転身だ。 理系女の私と

    msk
    msk 2010/02/23
  • 100年前の技術から現代への教訓を学ぶ(15.365 Disruptive Technology) - My Life After MIT Sloan

    今日は私がTAをやっている、Utterback先生のDisruptive Technologyの授業を紹介。 授業では、イノベーションがどのように起こり、普及し、進化していくか、の普遍的な基法則を学ぶ。 現代技術だけじゃなく、電球、ガラス工業、氷産業など、ボストン発の歴史的な技術を振り返って学ぶんだけど、 昔の技術からの学びが、現代の技術にも通じるところがたくさんあって、非常に面白い。 先週は、白熱電球の技術を振り返り、技術が進化や普及の過程に現代の技術との共通点を学び、 現代の技術に生かせる教訓を学ぶ。 当時の電球を見せて、電球の歴史を解説するUtterback先生。 右側のスクリーンに写ってるのは、テレコンで授業に参加してる学生。 1) 技術力だけでは勝てない。業界や消費者の動き方を変えないのは新技術普及の鍵 白熱電球を発明して、最初に発明した普及させたのはご存知エジソン。 1880

    100年前の技術から現代への教訓を学ぶ(15.365 Disruptive Technology) - My Life After MIT Sloan
    msk
    msk 2010/02/23
  • 独占企業の方が、研究開発は盛んになる (15.013 Industrial Economics) - My Life After MIT Sloan

    このブログでも何度も取り上げてきた、Pindyck先生の産業経済学だが、 個人的に最も面白く、考えさせられたのは、最後の授業のこのコメントだった。 「一社独占の産業と、競争の激しい産業では、どちらが研究開発への投資がなされ、開発が盛んになると思うか?」 この問いに対して、クラスの9割の学生が、「競争が激しい方が開発が進む」と答えたが、先生の答えはNoだった。 「実は、独占企業の方が、研究開発により多くのお金投資し、その結果、技術開発も進む。」 これは一瞬、直感に反するよね。 独占企業は、競争がないのだから、わざわざ研究開発に投資する動機に乏しいんじゃないか、と思う。 逆に競争が激しいほど、研究開発に投資して、他社を先んじようとするのではないか、と直感的には思う。 ところが、歴史を見ても、研究開発により投資して来たのは独占企業なのだ。 実際、1970年代から世界の研究開発を引っ張ってきたの

    msk
    msk 2009/12/18
  • 英語力が無い人が発言するために-MBAで良い発言を増やすには - My Life After MIT Sloan

    この前、どうやってケースを速読するか、を書いたので、今度はどうやってアウトプット(発言)するか。 私は、職業柄なのか、性格なのか、英語も出来ないくせに、MBAの授業中は頻繁に発言する。 まあ、英語がうまく出て来ず、その結果イイタイコトが伝わらず、たいした発言にならないことも未だに多々あるが、 うまく論旨が通って、先生に素晴らしいと評価され、クラスメートにすごいね、と言われた経験も多々ある。 MBA初期の頃は、価値のある発言:ダメ発言(通じない含む)=2:8くらいだったが、最近は6:4くらいに進歩してきた、と思う。 せめて、8:2くらいになって卒業したいね(笑)。 さて、「発言が出来ない」と悩み、解決できていない人の理由は主に次のようなものじゃないかと思う。 a) リスニング。先生・クラスが言ってる内容が全部聞き取れないので、正しい発言内容が出てこない b) 発言のタイミングがつかめない。考

  • 英語論文・新聞・ケースの速読法 - My Life After MIT Sloan

    ちょっと観光系の記事が続いたので、閑話休題ってことで。 MBAに来ると、授業の準備のために大量に英語のケースだのを読まないとならないが、 これに相当の時間を取られてる人が多いようなので、私の方法が役に立てばと思って書いてみることに。 MBA開始直後から、100Kビジネスコンテスト運営など課外活動が多かった私は、授業のケース準備なんて短時間しかかけられなかった。 もともと日語を読むのは速いので、その方法を生かしつつ、その間に身につけた方法だ。 一応私ドメドメ(MBA前に留学経験などは一切無し)だから、英語力がないと使えない方法、では無いと思う。 ここではビジネスケースの速読法を書いてみます。 (英語論文(文系)も基的には同じ。新聞の場合は「何が書いてあるか」で論点、みたいな面倒なことは考えなくてよい) 例えばハーバードで出してるビジネスケース。 A4サイズで文章部分が7-15ページある

    msk
    msk 2009/11/24
  • 技術者が金儲けして何が悪い?-頭脳流出のススメ - My Life After MIT Sloan

    Tech-Onの記事「だから技術者は報われない」を読んだ。 日企業で「ものづくり」に関わる優秀なエンジニアが、安い給料で働かされ、しかも「好きなことやってるんだから、給料安くても仕方ない」と思わされてること。 この手の記事を読んでいると、私はいつも思う。 「技術者がお金を儲けて、何が悪い?」 別に金儲けを人生の目的にしろ、と言ってるんじゃない。 自分のスキルや仕事の成果に対して、相当の対価をもらうのはグローバルスタンダードだ。 それを、恥ずかしいことだなんて思わないでほしい。 だって日技術者はこんなに素晴らしい技術力を持ち、シリコンバレーのアメリカエンジニアなんかより、よっぽど真面目で、いつも遅くまで働いて・・・。 それなのに何でこんなに給料も安く、待遇も悪く、さらに皆それに甘んじているのか、と思うと、ものすごく腹が立つ。 私は、報われない日の優秀な技術者は、こんな国でイジイジし

    msk
    msk 2009/09/29
  • 1