先日,経営とITサイトの谷島編集長が,記者の眼で「経営陣が経営課題として挙げているものの中で,解決のためにITの導入や活用が重視されているもの」という調査結果を紹介した(「2000人の調査で判明した「経営とITの距離」とシステム担当者の辛さ」)。筆者にとってちょっと興味深かったのが,「重視されているもの」の第5位に「情報共有,ナレッジマネジメント」がランクインしたことだ。 記事の主旨をひとことでまとめるのは乱暴なので,原文をお読みいただくのが一番なのだが,「情報システム部門は日々の業務に追われて新しいことに挑戦する余裕がなく,守りばかりに目を向けているのでは」などの仮説を,実際の調査結果で裏付ける内容となっている。実際,前記の「重視されているもの」という調査結果を見ると,1位から4位までは以下の通り,“後ろ向き”の案件が並んでいる。 業務全体の効率化(30.7%)個人情報保護への対応(28
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