今年度第3次補正予算が、2011年11月に成立した。この予算枠組みの中で、2つのデジタルコンテンツ・プロジェクトが始まった。一つは総務省による「東日本大震災アーカイブ」基盤構築プロジェクト、もう一つは経済産業省によるコンテンツ緊急電子化事業である。 総務省のプロジェクトは、11年7月に復興対策本部が発表した「東日本大震災からの復興の基本方針」に基づくものだ。同方針では、大震災の教訓を踏まえた国づくりとして、災害の記録と伝承を挙げている。具体的には、「地震・津波災害、原子力災害の記録・教訓の収集・保存・公開体制の整備」を図り、「誰もがアクセス可能な一元的に保存・活用できる仕組みを構築し、広く国内外に情報を発信する」、つまりデジタルアーカイブの構築を提唱しているのである。 これに関して総務省は、震災前の11年2月より「知のデジタルアーカイブに関する研究会」を開催した。筆者は、その構成員の一
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く