民家から提供された1937年ごろの大阪毎日新聞のつづりを整理する園田俊介副館長(右)と飯谷貞次館長(奥)ら=津島市立図書館で 「お宝」が伝える歴史 津島市立図書館は、散逸した郷土資料の収集に力を入れ、明治・大正・昭和の歴史写真集や海部・津島の地方新聞集、DVDなど多数の資料を発刊しており、公立図書館としては珍しい取り組みを展開している。これらの取り組みが認められて2014年、文部科学省の「図書館実践事例集」にも紹介された。 同館では2007年度から指定管理者制度が導入され、地元の活性化に取り組む「NPO法人まちづくり津島」(黒田剛司理事長)が受託した。その際に招かれたのが、36年間、県職員として県立大図書館事務長などを務めた飯谷貞次館長(68)と、図書館学を学び、大学や専門図書館の勤務経験を持つ、園田俊介副館長(39)。 就任当初、津島は古くから歴史や文化が豊かなところだが、郷土資料のコレ