今回の参院選では、物価高が大きな争点になりました。生活への影響に政治がどこまで答えようとしているかが問われました。 選挙戦では岸田文雄首相(自民党総裁)や立憲民主党の泉健太代表をはじめ各党の党首も多くの時間を物価高への対応に割きました。 安倍晋三元首相が銃撃されて死亡した事件が起きた後の選挙戦最終日の訴えでも、党首らは事件に触れると同時に、物価高対策に言及しました。 「ピンポイントで」 岸田氏は、7月9日に新潟市で「皆さんが今、現実に苦しんでいる物価高騰についても、しっかりとピンポイントで政策を用意する。地域の事情にしっかり即した対策を用意する」と訴えました。 泉氏は、福島市で「物価が値上がりしている。でも今の政府はそのことに向き合ってくれない。ここまで円安が進んでいるから消費税を一度下げないといけないんじゃないかとか、具体的提案をしてきた」と政府の「無策」を批判。 公明党の山口那津男代表