今回は「リーダーと権力」について考えてみる。 連日連夜の“情報劇”に、少々食傷気味かもしれないけれど、小池百合子都知事を巡る“騒動”から、権力について深堀りしようと思う。 まずは、先週28日。小池氏は日本記者クラブで会見した際に、 「私が国政に戻るんじゃないか、と今日もテレビでは朝からそのことだらけ。『(都知事の)後継は誰が出る』までにぎわっている。だけど、私は今の国会が変わらない限りは、都政でしっかりと頑張る。でなければ、同じことを繰り返すだけ。私のエネルギーは都の方に置き、東京を引っ張っていくことが日本全体のプラスになっていく」 と言っていたけど、実はテレビがこぞって「小池百合子は国政に戻るぞ!」とフィーバーし始めた2日前の9月25日。 浜松町界隈では、既にその話題で持ち切りだった。 25日といえば、午後から“子パンダ”が、夕方からは安倍首相が主役になる予定が、突然の希望の党立ち上げの
日経ビジネス9月11日号の特集「若者消費のウソ」では、若者消費の舞台として渋谷の変遷を描いた。現地を歩き、商店街の関係者や若者に話を聞くと、今の渋谷はかつてのような新しい消費トレンドを生み出す「若者の街」ではない姿が浮かび上がってきた。若者だけではなく訪日外国人の姿が目立つようになり、渋谷を象徴する商業施設「SHIBUYA109」の中のある店舗では、時間帯によっては客が全員、外国人ということもあるという(関連記事:追い続けた結果、若者は逃げた 大企業が招いた「シブヤ」の終焉)。 そこで取材班は、渋谷区に生まれ、「シブヤ」という言葉の響きに象徴される渋谷特有の消費文化を全身に浴びながら育った、長谷部健・渋谷区長に話を聞くことにした。長谷部区長は、「渋谷が若者の街ではなくなった」という意見を、どう受け止めているのか。長谷部区長が語る、渋谷と「シブヤ」の今と未来――。 長谷部健(はせべ・けん)
7~8月、インターネット業界で注目を集める企業の新規株式公開(IPO)に関する観測が相次いでメディアを賑わせた。個人間取引のフリーマーケットアプリで大きな存在感を誇るメルカリ(東京都港区)、フィンテック領域で急成長するマネーフォワード(東京都港区)が年内に上場する見通しであると、日本経済新聞などが報じたのだ。 特にメルカリについては、企業価値が10億ドル(約1100億円)を超える未上場企業(ユニコーン)の代表格とされることから、投資家の関心もひときわ高い。ネット上には公募価格などに関するツイッターのつぶやきが溢れ、業界関係者の間では上場の時期や上場審査についての噂が飛び交った。 新たな会社を立ち上げて世の中にない製品やサービスを生み出し、顧客を開拓して売り上げを伸ばす。そして株式を上場して多額の資金を集めるとともに社会的な信用を高める。IPOを目指す起業家のこうした目標は、昔も今も不変のも
まずは、大塚家具の2016年12月期決算を見てみましょう。売上高は前期より20.2%減の463億円。本業の儲けにあたる営業利益は45億円の赤字。最終利益である当期純利益は45億円の赤字と、惨憺たる状況に陥っています。 その間、家具業界全体が不調だったかといえば、そんなことはありません。ニトリホールディングスの2017年2月期決算を見ると、売上高は12.0%増の5129億円、営業利益は17.4%増の857億円、最終利益は27.7%増の600億円。はっきり言って絶好調です。 同じく一部競合商品を扱っている良品計画も17年2月期は増収増益となり、6期連続増益を達成。つまり、大塚家具の業績悪化は、家具業界全体の動向によるものではなく、同社の経営上の問題と言えます。 「 銀行借り入れなし」が父娘対立深めたか 大塚家具は、業績が急激に悪化しているとはいえ、すぐさま倒産の危機に陥るわけではありません。
中に入ると大きな肉の塊がテーブルに置かれ、スタッフが来店客に提供する食材の説明をしていた。 この日、店が用意したのは「東京ビーフ」。日本一人口が少ない村として知られる伊豆諸島南部の青ケ島(東京都)で生まれ、東京近郊で育った高級牛肉だ。年間の出荷量はわずか60頭。その希少価値の高さもあり、グルメの間でひそかに人気を集めている。 原価率は50% 29ONは外食業界では珍しい完全会員制のレストランだ。永年会員になるための会費は店舗ごとに異なり、西新宿の店舗では1万円程度(既に会員の募集は終了)。 会員は東京ビーフや等級で上位ランクの肉が毎回5000円で食べ放題になる。2時間制限の2部制で、1種類のコースメニューに組み込まれた10品ほどの料理のほか、メニューにある一部の肉料理を追加で自由に食べられる。飲み放題を付けると約8000円。会員1人につき同伴者3人まで利用できる。 29ONを運営するのは、
はじめまして。シバタナオキと申します。現在は米シリコンバレーで、2011年に共同創業したモバイルアプリ向けのマーケティングツールを提供するSearchManを経営しています。 日本ではかつて、楽天で最年少執行役員(当時)としてお世話になったこともありました。そんな私が担当するコラムは「決算が読めるようになるノート」です。 企業の決算発表資料から、その企業の動きや社会の流れについて読み解きます。仕事柄、インターネット企業が中心になりますが、成長過程にある企業が多いことから動きも活発で、「決算が読めるようになる」にはうってつけだと思います。決算はよく分からない、数字は苦手と思っている方に、企業の事例を伴って分かりやすくお伝えできればと思っています。お付き合いください。 初回のテーマは「のれん代」について。最近立て続けに質問があったので、少し詳しく書いてみたいと思います。 2016年10月~12
日産自動車のカルロス・ゴーン氏が、約17年間務めた社長を退任する。異業種を巻き込んだ「大乱戦」時代に、アライアンスのかじ取りに専念することを選んだ。仏大統領選や仏PSAの買収攻勢など、自動車産業の次なる変化に備えるための決断でもある。 日産自動車は2月23日、カルロス・ゴーン氏が社長とCEO(最高経営責任者)から退任すると発表した。2016年に共同CEOとなった西川広人氏が4月1日付で社長に就き、ゴーン氏は日産と仏ルノー、三菱自動車の3社の会長として、アライアンスを一段と強化する立場となる。 「まだゴーンさんと会ったことがないんですよ…」。今年1月、日産と自動運転分野で提携を結んだディー・エヌ・エー(DeNA)。同社首脳は提携覚書を結ぶまでの間に、ゴーン氏と議論する機会がなかったという。 自動車産業では、IT(情報技術)企業など異業種とのアライアンス競争が激化している。しかし、3足のわらじ
米国の高級スーパー、ホールフーズ・マーケットの精肉売り場で、人気を集めている商品がある。鶏肉でも豚肉でも、牛肉でもない、「植物肉」とでも表現できそうな、植物性タンパク質で作られたハンバーガー用の“パティ”だ。 この「ザ・ビヨンド・バーガー(THE BEYOND BURGER)」という商品を開発・製造しているのは、米ロサンゼルスに本社を置くサべージ・リバーというベンチャー企業。2011年に創業し、「ビヨンド・ミート(BEYOND MEAT)」というブランドで、植物性タンパク質で作った「肉」の代替商品を展開している。 これまでも大豆やエンドウ豆などを原料に、鶏肉や牛肉を代替する食材を作り、それを使った冷凍食品を販売してきた。これらの商品は主に、健康志向や環境意識の高い顧客などを相手にした「Alternative Protein(代替タンパク質)」というカテゴリーの売り場で販売されてきた。 一方
僕は昭和14年(1939年)生まれで、76歳になるんですが、この間、渋谷にある東京支店へ行った折、途中で、ピンク色の服を着た女の子を見かけましてね、声を掛けようとしたんですわ。 かわいらしい子でね、きれいな服着て、脚がすらっとしてて。だけど、急におっさんが話し掛けたら、さすがに変に思われるかと、すんでのところでやめました。それで支店まで急いで走り、社員に「まだそのへんにいるはずやから、誰かちょっと代わりにつかまえてくれ」と頼みました。けれど、嫌がって誰も女の子を追いかけてはくれません。全く気の利かん社員たちですわ。 あっ、誤解しないでくださいよ。声を掛けようとしたのは靴下のせいです。 その子の履いているタイツが、もう明らかに安物なんですな。見れば、すぐに分かります。それに膝の後ろの辺りがよれて、シワが寄っている。 渋谷駅に犬の銅像を置いてあるところがありますな。支店は逆側だけど、女の子の後
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