アメリカの学生が史上最も厳しい競争をしている一方、日本のエリートは少子化と入学定員数の増加で劣化している! 昔なら落ちていたはずの人間が、東大や早慶に合格している 先週から今週にかけて、私をガックリと落胆させる事件が相次いだ。 まずは、応援していた女子高校生が、目指していたアイビーリーグの名門大学に合格できなかった。「彼女をおいてどんな日本人が合格できるのか!」と言いたくなるくらい、条件も資質も能力も揃っていたのに・・・。残念の一語である。 たまたま、その大学のアドミッション・オフィス(入学管理局)に私の知人がいるので、「今年の入試はかなりの激戦になる」というふうに、厳しい雰囲気については聞いていた(知人の名前を出すことは絶対にできないが)。しかし、まさかあの優秀な女子高校生が受からないとは、驚く他はなかった。 今、日米の学生の実力差は、開く一方である。日本は、1992年と比べて18歳人口