2010年3月にデロイト・トーマツが行ったグローバル調査『メディア・デモクラシーの現状』から、日本の消費者がメディア、娯楽、情報とどのように関わっているのかを垣間見ることができます。 http://www.tohmatsu.com/assets/Dcom-Japan/Local%20Assets/Documents/Press/Release/jp_p_press20100317_170310.pdf 上の図から分かるように日本人は、米・英・独の3カ国に比べ、オンライン・メディアやハイテク機器(最新のPCや携帯電話)の消費に積極的な一方、メディアを通じた交流・情報発信などの能動的活動には消極的であると言えます。 この日本人に見られる傾向を、編集工学研究所の松岡正剛氏は、「ハードとソフトの分離」であるとして、著書『知の編集工学』(2001年)において警鐘を鳴らしています。 ここで言う「編集工