シャープが発表した「AQUOS Pシリーズ」は、シリーズ最小サイズの22V型「LC-22P1-W」にも1920×1080ピクセルのフルHDパネルを搭載した製品だ。同社は昨年末にも業界で初めて32V型にフルHDパネルを搭載した「AQUOS Gシリーズ」を投入しており、小型液晶テレビの高精細化について積極的な姿勢を維持していることが分かる。新製品の狙いや特徴について、同社AVシステム事業本部 液晶デジタルシステム事業部 第1商品企画部 係長の佐々木毅氏に話を聞いた。 新製品はPC用キーボード収納スペースを脚部に設けることからも分かるよう、「PCと組み合わせて使う高精細テレビ」を基本スタンスとする製品だ。同社によれば液晶テレビは「一家に一台」を上回るペースで普及しており、PC用モニターも20型が市場を牽引しているのが現状だという。 市場を見ると32V型以下の液晶テレビの解像度はほとんど1366×