37 500日のサマー 深夜にさ、突然過去のトラウマや未熟だった自分の消したい記憶が去来してきて「うあああああ!!」って叫んじゃうことってあるじゃないか。あるよね?ないやつは今すぐ立ち去れ!! この映画を見てる間、4回くらいそうなった。そういう映画。友人と一緒に行ったから鑑賞後にすぐ席を立てたけど、一人だったら席にどっぷり沈んで、自嘲の笑みを軽く浮かべながら頭抱えちゃったかもしれない。 そしてこの映画は、カラオケでピクシーズとか歌っちゃうことの意味を分かって苦笑してしまう人や、主人公が子供の頃にジョイ・ディヴィジョンの「Unknown Pleasures」のTシャツ着てて、大人になってもまだ着てやがる!ってことに気づいた人や、子供の頃の壁にサイコ・キャンディのジャケが貼られてるのに気付く人や、ベルセバの歌詞の引用をする女の子にグッサリ来る人とか、そういう人たちのためだけの映画。そしてそうい