問11 次のJavaプログラムの説明及びプログラムを読んで,設問に答えよ。 (Javaプログラムで使用するAPIの説明は,この冊子の末尾を参照してください。) 〔プログラムの説明〕 ギャップバッファを利用した簡易テキストエディタである。 ギャップバッファとは,編集対象となる文字列の編集箇所に空き領域を作り,そこに文字を挿入する機構をもつバッファのことである。一般に,テキストの編集時には,文字の挿入,削除などの変更は局所的に集中することが多く,編集箇所にあらかじめ空き領域を作っておくと効率よく変更を行うことができるという利点がある。ギャップバッファ内の空き領域をギャップといい,ギャップバッファ内の文字列をテキストという。ここで,ギャップは,ギャップバッファ内に一つしか存在しない。ただし,文字の挿入によって,ギャップがない状態になる場合がある。 テキストの表示イメージとギャップバッファを図1に