「あのぉ…、被害者のお母さんは、こう言ってるんですよ。『犯人のあそこをちょん切ってやりたいくらいだ』って…」 弁護人が言いにくそうにこう述べると、男性被告(24)は明らかに動揺した様子で、左右に体を揺らし始めた。傍聴席に座っていた被告の妻は下を向き、目をぎゅっと閉じた。 東京都荒川区の公園で、女児(10)の下半身を撮影しようと、カメラ付きの携帯電話をスカート内に差し入れたとして、迷惑防止条例違反の罪に問われた男性被告の初公判が18日、東京地裁で開かれた。 検察側の冒頭陳述などによると、介護士の被告は昨年12月10日、公衆トイレで用を足そうと立ち寄った公園で、入り口付近に立っていた女児のスカートをめくり、持っていた携帯電話で下半身を動画撮影したという。 被告は以前から、小学生や幼い女児に性的興味を持っており、ロリータものの雑誌やビデオで性的欲求を満たしていた。だが、物足りなさを感じた被告は昨