この夏、私たちは3つのストーリーが織りなす温かな感動を味わうことになるだろう。 「君の名は。」「秒速5センチメートル」などの新海誠作品を制作したコミックス・ウェーブ・フィルム(以下:CWF)が送る最新作「詩季織々(しきおりおり)」が、2018年夏にテアトル新宿、シネ・リーブル池袋他にて公開される。 本作は、「衣」「食」「住」3つテーマによって中国の暮らしを描く短編アニメーション作品だ。指揮するのは、日中の次世代を担う3人の若き監督たち。 中国のアニメ業界をリードするリ・ハオリン(李豪凌)監督が、10年近く前に「秒速5センチメートル」を観て新海監督に憧れ、熱烈なオファーをCWFに送り続けた事で、本プロジェクトが始動した。 「陽だまりの朝食」 監督:イシャオシン(易小星) 北京で働く青年シャオミンは、ふと故郷・湖南省での日々を思い出す。祖母と過ごした田舎での暮らし、通学路で感じた恋の気配や学校