南アフリカ・ハイデルベルク(Heidelburg)で、通過儀礼の儀式で、寒い中一晩を屋外で過ごした若者らを治療する救急隊員ら(2002年6月25日撮影)。(c)AFP/PETER MOGAK 【7月4日 AFP】南アフリカの東ケープ(Eastern Cape)州で、伝統的な割礼手術の失敗が原因で、10代の男性31人が死亡した。同州保健当局が3日、述べた。 州保健当局のSizwe Kupelo報道官は、AFPに対し「6月以降ほぼ毎日、2人の死亡が報告されている」と述べた。また、「この悲惨な状況は、毎年起きている。これまでに保健当局は、無節操な外科医が運営する学校から大勢の少年たちを救出してきた」と述べた。 割礼を行っているのは、郊外のTranskei地区に暮らすコサ(Xhosa)人らで、死者は同地区に集中している。コサ人の社会では、通過儀礼として、18歳以上の男性を原野に1か月間追放し、社会