厚生労働省は9月1日、7月の有効求人倍率が1.08倍になったと発表した。前月を0.03ポイント下回る7ヵ月連続の低下となっている。 飯田)有効求人倍率とは、仕事を求めている人1人に対して、企業から何人の求人があるかを示す指標です。仕事を見つけにくいということと、失業率も悪化しています。 佐々木)8月末で、コロナの雇い止めが5万人余りです。7月末が4万人でした。これは厚労省の数字で、ハローワークなどへ相談に来ている人たちの数なので、就職をあきらめてしまった人の数字を含めると、これよりも多いでしょう。いまの状況がいつまで続くかわかりません。雇用の問題を見ていつも思うのは、メディアの関心が低いということです。安倍政権が終わりますが、その評価についてはいろいろな記事が出ています。モリカケ問題や桜を見る会、安全保障法制などがありました。しかし、この間に雇用が回復していたことを評価するメディアは、極め