フリーランスの大泉りかさんは、息子を運良く認可保育園に入所させることができた。しかし、それから3カ月後、「大泉りかという人が、不正に保育園に子どもを預けている」という内容の投書が区に届く。なぜこのようなことが起きてしまうのか――彼女自身が感じたこと、改めて大切にしたいことを綴っていただきました。 今年の4月、保育園に入所した時点で、早生まれの息子は生後わずか2カ月半だった。 「もっとも入りやすい」と言われている0歳4月のタイミングに合わせて入所を考えると、どうしても早い時期に手放さざるを得ない。これは、早生まれの宿命だ。 仕方がないことだと頭で理解はしていても、気持ちの上には葛藤があった。生まれてきてまだ3カ月も経っていない、幼くかわいい我が子を手放すことは、想像するだけで自分の身を切られるようだった。 その上、おそらく一生にたった一度しかできないであろう「子育て」という経験をみすみす捨て
![フリーランスで働いていたら、保育園へ子どもを不正に預けていると投書があった](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/98926f523936b183aa76c0f1dde33862372b4537/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fp-dress.jp%2Fuploads%2Farticle%2Fimage%2F4658%2Fjan-kahanek-184676.jpg)