ミステリー小説の分野で世界的権威があるエドガー賞の候補作品が発表され、評論・評伝部門に北海道大学の竹内康浩教授によるアメリカの児童文学の名作「ハックルベリー・フィンの冒険」の研究書が、そして、ペーパーバック・オリジナル部門に日系アメリカ人作家、ナオミ・ヒラハラさんの広島の原爆をモチーフにした作品が選ばれました。 このうち、評論・評伝部門には、「ハックルベリー・フィンの冒険」に独自の新たな解釈を加えた北海道大学の竹内康浩教授の「マークX」がノミネートされました。 本の中で、竹内教授は、主人公、ハックルベリー・フィンの父親を殺害した犯人について、さまざまな手がかりをもとに考察を加え、作品の隠された意味を読み解こうとしています。 また、ペーパーバック・オリジナル部門の候補には、日系アメリカ人作家、ナオミ・ヒラハラさんの「ヒロシマ・ボーイ」が選ばれました。 主人公は子どもの頃に広島で被爆し、その後