メモ | 14:08 梶村秀樹「解放後の在日朝鮮人運動」194‐5頁(梶村秀樹著作集第6巻)。 1953年までの総力をあげての闘争があり、それが成果をあげる事もなく、犠牲者だけを残して終っていったのですが、その中で重ねてきた様々の無理に対する収拾策、そして出直し策が、この朝鮮戦争終了後のしんどい課題としてたちあらわれざるをえなかった。実際53年以降はその課題が取り組まれていく事になるわけですが、その場合、1953年は、朝鮮本国における南北の分断の固定化であったと同時に、もうひとつ、在日朝鮮人運動と本国との関係の実際的な意味での分断が固定化した時でもあった、という事に注意しておくべきかと思います。 非合法もふくめての本国のとくに南の運動との連絡体制がまったく困難になる。また、一方、かえりみれば、解放直後には本国の人々と在日の人々の生活、感覚上の違いがそんなに大きくはなかったのが、この時期から