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2009年9月12日のブックマーク (3件)

  • media debugger - 「唯一の被爆国」としての護憲論?

    昨日成立した三党連立政権合意についての雑感を。 (1) 三党連立政権合意に見る社民党の公明党化 ネット上でもすでに指摘がなされているが、連立政権によって、社民党は自党の公明党化を加速させることになるだろう。簡単に言えば、 「公明党って実は『平和の党』だったらしいよ」 「へぇ~」 という会話の「公明党」が、そう遠くない将来、「社民党」に任意に交換可能になるわけである。もっとも、社民党の公明党化は今に始まったことではない。天木直人氏が指摘するように、「始めから連立ありき」という挙党体制は、まさに「村山政権の誤りから脱却できない社民党の末路である」と言えるだろう。社民党は、外に向けては、「ずいぶんと丁寧に議論を重ねてきた」、「「産みの苦しみ」を経」たなどとして、連立の必要性を弁明しているが、それが相当な自己欺瞞によるものであるらしいことは、9月3日付の産経の記事などからも伺える。 「与党の暴走を

  • 『臨津江洪水事故で見せた韓国政府の遁甲の術』

    韓国政府は11日、臨津江の水害は北側に責任があり、それは「国際慣習法に違反している」との見解を示し、全責任を北朝鮮になすりつける方針であることを明らかにした。 だが、これは臨津江水害は一言でいって韓国政府の「総体的不実」がもたらした人災であることが明白になり、政府に対する批判が強まる気配が見えるや、李明博政権が急遽事態の根責任を北側にかぶせるために持ち出したものだと見られている。 それは朝・中・東(朝鮮・中央・東亜の三紙のこと)など守旧保守新聞が北側に対する政府の「微温的対応」を連日叱咤する中で、8日、政府が強硬な姿勢を取り始めたことからもわかる。 政府が姿勢を変えると途端にKBSが北側による「水攻めの可能性」を持ち出し歩調を合わせた。KBSが「(北側の)意図的挑発疑惑」の根拠としてあげたのは①慢性的電力難に喘ぐ北が電力生産と用水を放棄してまで水を放流するか」「秋の渇水期を前に4千万トン

    『臨津江洪水事故で見せた韓国政府の遁甲の術』
  • 姜尚中はどこへ向かっているのか――在日朝鮮人の集団転向現象 12 | 私にも話させて

    4-7.挫折と転向(上) 1. これまで、2006年夏前後の姜の転向に先立つ約1年間について、それを姜の「模索期」と見て、主張の特徴を見てきた。これまで述べたように、姜は、恐らく2005年前半の中国の「反日」運動に関する報道を契機として、自らの立場を「国益」論的なものに移行させている。それは、日の言論状況に即応しようとした姜の立場修正であり、その程度の修正では対応は不可能であるという認識から生じたのが、2006年夏前後の姜の転向であると私は見ている。 姜の転向は、これまでその特徴的な主張に即して検討してきたように、「国益」論との論理の連続性の観点から見れば、論理的帰結とも言えるが、一方で、その挫折の結果とも言える。今回は、この模索期における姜の挫折を見ておこう。 2. まず確認しておくべきなのは、この時期の姜が――転向後の楽観的な姜とは異なり――状況がかなり絶望的である、という認識を表明

    姜尚中はどこへ向かっているのか――在日朝鮮人の集団転向現象 12 | 私にも話させて