昨日成立した三党連立政権合意についての雑感を。 (1) 三党連立政権合意に見る社民党の公明党化 ネット上でもすでに指摘がなされているが、連立政権によって、社民党は自党の公明党化を加速させることになるだろう。簡単に言えば、 「公明党って実は『平和の党』だったらしいよ」 「へぇ~」 という会話の「公明党」が、そう遠くない将来、「社民党」に任意に交換可能になるわけである。もっとも、社民党の公明党化は今に始まったことではない。天木直人氏が指摘するように、「始めから連立ありき」という挙党体制は、まさに「村山政権の誤りから脱却できない社民党の末路である」と言えるだろう。社民党は、外に向けては、「ずいぶんと丁寧に議論を重ねてきた」、「「産みの苦しみ」を経」たなどとして、連立の必要性を弁明しているが、それが相当な自己欺瞞によるものであるらしいことは、9月3日付の産経の記事などからも伺える。 「与党の暴走を