日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は1日の記者会見で、32年間にわたり昼のバラエティー番組を続けたタモリさんを「メンバーの中でも尊敬されているから番組をまとめられる」と評価した。そのうえで「尊敬という関係がない政治の世界でリーダーシップを発揮するのは至難のわざだ」とぼやいた。 出直し大阪市長選では過去最低の投票率を記録し、自身の人気は退潮傾向。党運営も揺らいでおり、息の長い番組の司会者をうらやんだようだ。橋下氏は「会社なら社員は上司の、従業員は社長の言うことを聞かなければならないが、政治の世界には人事上の上下関係もない」とも指摘した。