避難者らによって壊された穴水高校の自販機。管理会社側は災害時の緊急的な行動だったと判断している=20日午後、石川県穴水町 能登半島地震を巡り、石川県立穴水高校に設置された自動販売機を避難者が壊して飲料を入手したトラブルがあり、破壊に関与した女性が自販機の管理会社側へ謝罪したことが分かった。管理会社は石川県警に被害届を出したが、壊した行為は緊急的な対応だったとして、被害の弁済は求めない方針だ。 管理会社は、北陸コカ・コーラボトリング(富山県高岡市)。同社などによると、地震発生から数時間後の1日夜、自主避難先となった穴水高校に避難していた男女数人が同社管理の自販機1台を工具などで破壊した。 同社は18日に県警へ被害届を提出。22日、破損に関わったという女性から、「子供連れの方々から、『子供たちの飲み物がない』といった声があり、(自販機内の)飲料を配ろうと思った」などと連絡があった。女性は「学校