前提として、社会に適応する人間はみんな差別をする。 力仕事をメインにする仕事は男ばかりを採用するし、 人前に出る業務にはなるべく見目の麗しい人を選ぶし、 男性保育士が事件を起こせば保育士さんは女がいいと言い出す人は出る。 それはもうしかたがなく、我々は差別者である自分を自覚しながら、 それでも、自分にできうる限りに、公正で善良であろうと努力する以外にない。 結構昔、人工知能学会の表紙が炎上したことがある。 家事を女性型の人工知能にやらせるイラストなのが 「家事は女性の仕事」という固定概念の再生産だということで。 個人的な見解としては、あれはその理屈自体に筋は通っているものの あそこまで攻撃すべき内容だったかは疑問だ。 せいぜい、その次は男性型のイラストもあってほしいです、 という希望を語るだけでよかったろう(第二回のイラストはずいぶんとんちんかんなアンサーだったが) 女性だけの街がほしいな