「学校へ行くことはきっぱりやめました。何もわだかまりはありません」とすがすがしく語る15歳のすみれさん(仮名)。すみれさんが「学校をやめる」と決めた理由、今をどのようにすごしているか、これからやりたいと思っていることなどをうかがいました。 「もういいや」と吹っ切れたきっかけ ――すみれさんが学校へ行かなくなったのは、いつごろからですか? 中学1年生の2学期からです。もともと、小学校のころから学校がキライでした。小3のときにクラスが荒れはじめ、いつもさわがしい子たちがいて、「うるさいなあ。もう、うんざり」と思っていたんです。それでも中学生になったら環境が変わるかもしれないという淡い期待がありました。 しかし、中学にもうるさい人たちはいて、教室は荒れていました。そのうえ、「先生に従うのが絶対」という雰囲気があり、生徒への締めつけがきびしい。入学してからがんばって通いましたが、1学期の終わりごろ
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