[ニューヨーク 7日 ロイター] -米マイクロソフト<MSFT.O>の基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」のサポートが8日(日本時間9日)に切れるが、XPを利用する世界の銀行ATM(現金自動預け払い機)のうち、期限までに最新OSへの移行を完了するのは全体の3分の1に過ぎないとみられる。 XPを利用するATMは世界で約220万台あり、ハッカー攻撃やウィルス感染への懸念が高まっている。JPモルガン・チェース<JPM.N>、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)<BAC.N>、シティバンク<C.N>、ウェルスファーゴ<WFS.N>など米主要銀行では、対策が完了するまでのXPサポート延長でマイクロソフトと合意している。 また、XPを搭載した組込式コンピューターはATMのほか、コーヒーメーカーやテレビなどの家電や自動車にも使用されているが、こうした製品がインターネットに接続されている場合も危険が及