■部活動のやり過ぎを抑制する、ガイドライン案スポーツ庁の有識者会議で検討している、「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」の案が2月23日に出た。3月中には確定となる予定だ。 筆者もこの会議に関わり、毎回意見を申し上げ、時には提案資料を提出するなど、深く関わってきた。今日は、ガイドライン案のポイントや背景を解説するとともに、校長や顧問、さらには保護者等はどういう準備がこれから必要となるのか、提案したい。 ※なお、現時点ではガイドラインは案の段階であり、今後多少の修正はありうる。 まず、このガイドラインのポイントを整理しよう。 学校で行われる運動部活動を対象としている。文化部は対象外。中学校も高校も対象である。週当たり2日以上の休養日を設けること(平日は少なくとも1日、土曜日及び日曜日は少なくとも1日以上を休養日)。1日の活動時間は、長くとも平日では2時間程度、学校の休業日は3時間