ロジェストヴェンスキー/チャイコフスキー:後期交響曲集 数あるロジェストヴェンスキーのチャイコフスキー演奏の中から特に注目されるものを集めたセットとのことです。 シベリウスやドヴォルザークでは、そのあまりの過激さゆえに、作品との違和感が無きにしもあらずという意見もあるロジェストヴェンスキーですが、チャイコフスキーやショスタコーヴィチの場合は、そうした過激さがむしろプラスに作用し、非常に聴きごたえのある演奏になることが多いようです。 しかし、それもやはりロシア(ソ連)のオーケストラを得ればの話で、たとえば、ロンドン交響楽団を指揮したチャイコフスキーの後期などは、セッション録音ということもあってか、立派な演奏には違いないものの、どこか醒めた雰囲気が、ロジェストヴェンスキーらしからぬ印象を与えていたことも確かです。 ロジェストヴェンスキーのチャイコフスキーといえば、メロディアに録音したモスクワ放
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