漫画でも映画でもアニメでもドラマでも、「信頼感を感じさせてくれる作品」が大好きだ。それは主に、作者や演者、クリエイターに向けられた信頼感。 「この作品のことだから、こんな展開が訪れても、きっと巧く処理してくれるだろう」。「新キャラが登場しても、今ここにある『面白さ』はしっかり維持してくれるだろう」。「あるいは、こちらの想像や期待を常に少し上回る形で、延々と膨らんでいってくれるだろう」。 作品を読む(観る・プレイする)ことで熟成される、消費者→クリエイターへの信頼感。それが、期待通りしっかり返球される。なので、更に信頼が増す。期待の送球。また次も絶妙な返球。繰り返し、繰り返し。どんな期待の球を投げても、自分のミットに驚くほど突き刺さる。そうして構築される、盤石の信頼関係。 消費者のひとりとして、こういう信頼関係を築ける作品に出会えることは、この上ない幸福である。やはり、様子を伺うような「うー