今、各地の保存鉄道では運転体験のアトラクションが始まっている。この保存鉄道とは、廃止になった鉄道の車両や線路を維持しながら運行している鉄道のこと。中でも注目なのが、実際に車両の運転を体験できる施設だ(要講習受講)。 北海道の「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」では、今年4月に運転体験コースを駅構外へ延伸開通。道東を走ったディーゼル気 動車で片道1・6㎞を2往復、国内最長の運転体験ができる(銀河コース)。日本で唯一、火の入った蒸気機関車を運転できるのが「三笠(みかさ)鉄道村」。初のSL運転に挑戦した鉄道大好きタレント・斉藤雪乃(さいとうゆきの)さんは「(運転の)手順が覚えられへん、指導運転士にいわれるままに手足を動かすだけ」と大慌て。だが、意外にソフトに走り出す感覚は「さすが“蒸気”が動かしていると実感しました」とか。まさに運転しないとわからない鉄道の世界。 軽井沢近くには電気機関車の体験運転施設