大阪で開かれた主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の28日の夕食会で、議長を務める安倍晋三首相が、大阪城にエレベーターを付けたのを「大きなミス」と発言したことに、波紋が広がっている。来年の東京五輪・パラリンピックを控える中で、バリアフリーの意識の欠如を憂慮する声が出ている。 【写真】大阪城を背に、集合写真に納まる各国首脳と配偶者ら=28日午後7時43分、大阪市中央区、代表撮影 「明治維新の混乱で大阪城の大半は焼失したが、天守閣は今から約90年前に16世紀のものが忠実に復元されました」。安倍首相は夕食会のあいさつの冒頭、会場近くの大阪城の歴史に触れ、こう続けた。「しかし一つだけ、大きなミスを犯してしまいました。エレベーターまでつけてしまいました」 発言の意図は不明だが、SNSでは発言への疑問の声が相次いだ。作家の乙武洋匡さんは「朝から、とっても悲しい気持ちになる」。ライターの武田砂鉄
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