年金が破綻するのではないかと言われている根拠として、「年金保険料未納者」の存在があります。 マスコミなどでよく報道されているのは、「年金未納者が約4割もいる」ということです。この報道を単純に受け止めると「日本人の4割も年金保険料を払っていないのだから、こりゃ破綻するかもしれない」と思うのは当然ですが、この4割というのは日本人全体の4割というわけではありません。 みなさんの多くはサラリーマンだと思いますが、サラリーマンは保険料を源泉徴収されていますから、まず未納になることはありません。働いている人の7割以上はサラリーマンなのですから、これだけ見ても未納4割というのは不自然です。ではこの4割というのは一体何の数字なのでしょうか? それは自営業や学生、無職の人たちの納付率が約6割であることから"4割が未納"だと言われているのです。 未納者が4割ってホント?少し細かい数字を見てみましょう。こうした