■志摩の水族館 暗闇耐え、すくすく成長25センチ 三重県志摩市の水族館「志摩マリンランド」の浄化槽で、体長25センチ、体重360グラムの巨大金魚が見つかった。関係者が調べたところ、もともとは世界最大の肉食淡水魚「ピラルク」のエサだったが、水槽の排水口から“脱出”。地下の浄化槽まで逃げのびて7年以上も潜伏していたとみられる。暗闇の中で潜伏していたためか、赤い色素が抜けて“黄金色”に輝いているようにも見える姿に飼育員らも「奇跡」と驚いた。(川西健士郎) ◆飼育員もびっくり 「大きな魚がいる」 4月5日、ピラルクを飼育している水槽の地下にある浄化槽(縦5メートル、横3メートル)を清掃していた飼育員が魚影を見つけた。網ですくい上げると、巨大な金魚が姿を見せた。 里中知之館長は「実は、7年ほど前までピラルクのエサは小さな金魚だった。現在では固形のエサを与えているんですけどね」と証言する。