【ワシントン=柿内公輔】「『次のジョブズ』はだれだ?」-。8日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは、米アップル創業者スティーブ・ジョブズ氏の亡き後を担うITリーダーを占う記事を掲載した。 米コンピューター大手サン・マイクロシステムズ(現オラクル)創業者のビノッド・コースラ氏は同紙に対し、「第二のジョブズ」の鍵として、「止めどなき自信と、(良い意味での)うぬぼれ」を持ち合わせていることを挙げる。 そうした点で、ジョブズ氏に比肩されそうな人物として同紙が真っ先に指摘したのは、米交流サイト(SNS)最大手フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)だ。弱冠27歳だが、「(恩恵を受ける)ユーザーすらも気づかなかった生活に不可欠なサービスを生み出した」。大学を中退したことや、「完璧主義者で少々短気」なのもジョブズ氏に似ているとしている。