9月から11月にかけては秋のキノコ狩りの季節。ところが、今年の様相は違ったらしい。山の幸に恵まれた信州では秋口になってもキノコが生えず、影響はマツタケにも。山で一体、何が起きていたのか。 「キノコの山」で起きた異常事態 頂上から善光寺平を見渡せ、トレッキングコースとしても親しまれる長野市中心部の地附(じづき)山(標高733メートル)。コースなどの整備を続ける「地附山トレッキングコース愛護会」の小林勇さん(77)によると、地附山は9月に入るとアミタケやキンタケ、ウラベニホテイシメジも生えてくる「キノコの山」でもある。 ただ今年は様子が違った。「異常事態。異常気象からか、毒キノコも生えていない」。9月のはじめ、小林さんからそんな電話がかかってきた。過去にはなかったことだという。 小林さんは長野市戸隠(旧戸隠村)出身。近くの飯縄山も同じような状況で、キノコが生えるようになったのは10月になってか
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