広告媒体が多様化し、写真と動画の境界がボーダレスになってきた。それに対応するため広告ビジュアル制作の最大手アマナは本格的に動画を手がけるという。アマナの考える「動く写真」とは一体どんなものか、詳しくレポートする。 ハイクオリティなシズル撮影を写真だけでなく動画でも実現 水しぶきが飛び散る缶ビール、焼きたてのハンバーガーの熱々のパティ、カップにゆっくりと注がれるコーヒー…。食品や飲料の美味しさを伝えるシズル表現は、広告ビジュアルには欠かせない要素であると同時に、職人技ともいうべき高度な撮影の技術が必要とされる。 アマナはハイクオリティなシズル撮影を得意としているが、近年では写真だけでなく、シズル感たっぷりの動画制作にも力を入れている。このようにスチール撮影で培った技術を活かした動画のことを、アマナでは「動く写真」と呼んでいる。 その中心人物は、アマナのクリエイター集団「アキューブ」の代表・宮