台湾TSMCが次世代半導体パッケージの開発を進める中で、ある技術的な課題に直面している。材料の熱膨張・収縮によって生じる基板の“反り”だ。実装基板の大型化に伴って、反りの影響が無視できなくなってきた。解決には基板やシール材など素材の改良が鍵を握る。日本の材料メーカー各社は、先端パッケージ向けの新素材開発に乗り出した。 後工程が開発競争の新機軸に 生成AI(人工知能)の開発競争がし烈さを増す中、半導体の性能向上に対する要求はとどまるところを知らない。その半面、半導体チップにおける回路の微細化は、「頭打ち」とまでは言わないが、微細化の開発や製造にかかるコストに対して性能の向上が見合わなくなってきており、微細化ではない別の性能向上の手段の重要度が増している。 こうした中で、半導体の微細化競争のフロントランナーであるTSMCが半導体製造の新たな機軸に据えるのは、後工程(パッケージング)技術の開発だ
