「心は女性」と言ってマッサージを装い、女性3人に性的暴行を加えたなどの罪に問われた男に実刑判決が言い渡されました。 大阪府高石市にある障害者支援を行う事業所の代表、渡辺和美被告(57)は、2021年、従業員ら女性3人に対し、マッサージだとウソをつき、性的暴行を加えたりわいせつな行為をした罪に問われています。 渡辺被告は「見た目は男性だが、心は女性」などと言い、女装した写真を見せて犯行に及んでいたことが裁判で明らかになった一方、いずれの起訴内容についても否認していました。 27日の判決で、大阪地裁堺支部は「性自認を偽る手口は狡猾(こうかつ)で、繰り返している点からも性的ゆがみがあるのは明らか」として、懲役6年を言い渡しました。