マツコ・デラックス、はるな愛、KABAちゃん、ぺえ…など芸能界においてLGBTQ(性的少数者の総称)を自認するタレントの活躍はめざましい。日本におけるLGBTQの割合は11人に1人とも言われている。現代はダイバーシティが重んじられ、その人なりの生き方が尊重される社会だ。LGBTQに対する差別はあってはならないし、状況は100%ではないかもしれないが、改善されつつある。 そんななか、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの実態を調査し、海外(世界9カ国で翻訳・発売)で賛否両論を巻き起こした話題のベストセラー「IRREVERSIBLE DAMAGE」(邦題未定)が4月3日に産経新聞出版から刊行されることがわかり、話題を呼んでいる。 「この本はKADOKAWAから今年1月に刊行される予定でしたが、発売前に和訳タイトルや内容紹介について『トランスジェンダー差別を助長する』と批判が起きました。一部