富士通のブランド戦略やマーケティング戦略に大きな変化が生まれている。2020年7月に、社員の行動の原理原則となるFujitsu Wayを刷新するとともに、パーパスを設定。さらに社内DXプロジェクト「フジトラ(Fujitsu Transformation)」を通じて変革への挑戦を開始。2021年10月には、事業ブランド「Fujitsu Uvance(ユーバンス)」を打ち出し、7つのキーフォーカスエリアを明確にするとともに、サステナブルな世界の実現に向けた取り組みを加速する姿勢をみせた。 こうした取り組みのなかで中心的役割を担っている人物のひとりが、富士通 執行役員常務 CMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)である山本多絵子氏である。富士通のブランド戦略やマーケティング戦略について、山本氏に話を聞いた。 富士通の山本多絵子CMOにお話を伺った ―― CMOは、富士通のなかでは初めてのポジ