医療、ヘルスケアビジネスにIT、スタートアップ各社の注目が集まり久しいですが、それに伴いこれまで中心だった人材紹介や医療機関向けSaaSといった比較的ライトな領域が徐々にレッドオーシャン化し、参入難易度が上がっています。他方、AIなどのテクノロジーの発展・実用化と、現場課題の分かる医療者のビジネスシーンへの参画が加速してきたことを背景に、2019年はより臨床現場に近い「医療の本丸」をテクノロジーで変えていくビジネスが盛り上がるだろうと予測します。 2018年までより臨床現場に近い「医療の本丸」とテクノロジーの掛け合わせということで、具体的には2つの領域に注目しています。 1つめは、「テクノロジーを活用した医療機関を自ら運営する」という業態です。今年1月、一部医師の時間外労働の上限を年間1900~2000時間程度とする制度案を厚労省が提示して話題となりましたが、一般企業がテクノロジーやリモー
