今や企業におけるIT活用の最大のキーワードである「デジタルトランスフォーメーション」。その「世界観」を日本マイクロソフトから聞く機会があったので考察しておきたい。 「2017年度はデジタルトランスフォーメーション元年だった」――。日本マイクロソフトの平野拓也社長は、同社が9月1日に都内ホテルで開催したパートナー企業向けイベント「Japan Partner Conference 2017 Tokyo」の基調講演でこう切り出した。 今回の本コラムのキーワードは、「デジタルトランスフォーメーション」である。まさに旬の言葉だが、同講演で平野氏がMicrosoftにおけるその市場の見方や基本戦略を「世界観」と表現して説明したので、それを踏まえて考察してみたい。 なお、イベント自体はパートナー企業向けだったので、基調講演では日本マイクロソフトの具体的な事業戦略や協業支援策、ケーススタディー、さらに注目
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