大塚製薬は1月27日、統合失調症患者の社会復帰をVRで支援するソリューションの開発・販売でジョリーグッド社と契約を締結したと発表した。両社は、メンタルヘルスの地域連携プラットフォームの構築を目指し、バーチャルリアリティーを活用した患者向けソーシャルスキルトレーニング(SST)に関する事業を推進する。これにより精神疾患を治療する患者の社会復帰や就労などのニーズ支援も目指す。なお、大塚製薬は契約一時金として3億円を支払う。制作開発費および販売ロイヤルティを含めると50億円規模になる可能性があるという。 ◎退院後の買い物を想定 店員との会話等をVRでコンテンツ化 精神疾患においては、薬物療法をベースにSSTを患者に併用させることで再発率を下げることが報告されている。このためVRを使った仮想現実を体験することで、患者が集中し、SSTの効果を高めることが期待されているという。両社が手掛ける統合失調症
大塚製薬は2022年1月27日、VR(仮想現実)関連サービスを提供するジョリーグッド(東京・中央)と業務提携したことを発表した。精神科領域の「ソーシャルスキルトレーニング(SST、社会⽣活技能訓練)」のプラットフォーム構築について、国内での独占的な共同開発権と販売権を取得する。大塚製薬は契約一時金として3億円をジョリーグッドに支払い、制作開発費や販売ロイヤルティーを含めた支払額は50億円規模になる可能性がある。 SSTは日常生活を送るうえで必要となるスキルを身に付けるために実施されるトレーニングのことを指す。例えば買い物シーンの訓練では、品物を選んで店員にお金を渡すといった一連の行動を、専門スタッフとの間でシミュレーションする。しかしジョリーグッド上級医療統括顧問の蟹江絢子医師によると「スタッフが現状圧倒的に足りない状態」であるといい、SSTにVRを応用することでレベルを統一したトレーニン
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