これまでの健康・医療に関する多くの人の行動様式は、「体調不良を感じてから病院に行く」というものだ。携帯大手が得意とするAI(人工知能)やIoT(インターネット・オブ・シングズ)、5G(第5世代移動通信システム)などの技術を組み合わせて、体調不良を感じる前の健康管理の段階から疾患の兆候を検知したり、発症を遅らせたりする。「無理に行動変容を起こすのではなく、日常生活の中で楽しく自然に健康維持や増進ができる世界を目指す」とソフトバンク テクノロジーユニット AI戦略室 ヘルスケアソリューション開発部 部長の浦野憲二氏は話す。 スマホを活用した新しい健康・医療に関する行動様式とは例えばこうだ。健康なときは歩数や体重、運動量などのデータをスマホで収集しながら健康増進に努め、体調不良を感じた際にスマホで健康医療相談を受ける。健康医療相談の結果、適切な診療科にたどり着き、早期に疾患を発見してすぐに治療を
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